飼っているトイ・プードル(牝:8歳)が白内障と診断されました。今は目薬の点眼で落ち着いていますが、わかった時は慌てたので、白内障について分かっていることを記事にまとめました。

1.犬の白内障ってどんな病気?
白内障は、通常は透明である目の水晶体(レンズ)が白く濁る病気です。
犬が白内障にかかると、徐々にものが見えにくくなり、やがて完全に見えなくなってしまいます。
白内障は人間にも起こりますが、動物の中では犬に発生しやすい病気とされています。
白内障の種類
白内障は、生まれながらの先天性のものと生まれた後でかかる後天性のものに分かれます。
後天性の白内障は、発症した年齢により若年性・壮年性・老年性に分かれます。
2.犬が白内障になったらどんな症状が出るの?
犬の白内障は、初発→未熟→成熟→過熟の4段階で進行していきます。
それぞれの段階で以下のような症状が現れます。
初発白内障
水晶体の一部に白濁した箇所はありますが、まだ視力障害は認められません。
未熟白内障
白濁が少しずつ広がってきて、視力も低下します。
とくに暗い場所は見えにくくなります。
夜間の散歩を嫌がるようになることが発見のサインになるかも…。
成熟白内障
完全に水晶体が白濁して、灰白色に変色します。飼い主が見ても明らかに目の色が変わったことがわかります。
視力が低下するので、物にぶつかったり、あまり動きたがらなくなります。
また目が見えない不安から、急に攻撃的になり、吠えるようになったりします。
過熟白内障
白内障の最終段階です。水晶体の表面が溶けてしまい、水晶体核がただ浮かんでいるだけの状態になってしまいます。この段階では手の施しようがありません。
ぶどう膜炎や緑内障、網膜剥離、水晶体脱臼などの様々な合併症が起こる可能性のある危険な状態です。強い痛みが生じたり、失明の恐れも出てきます。
3.犬の白内障はどうして起こる? 原因は?
白内障=水晶体の白濁は、水晶体のなかのタンパク質の分子構成が異常になっていることで起こります。
白内障の原因は、遺伝によって先天的に白内障になる場合もあります。
が、圧倒的に多いのは、人間と同様に加齢によるものです。
他に糖尿病や外傷によるものがあります。
白内障には、なりやすい犬種があって、
- アフガン・ハウンド
- アメリカン・コッカー・スパニエル
- ボストン・テリア
- ゴールデン・レトリーバー
- ラブラドール・レトリーバー
- ミニチュア・シュナウザー
- シベリアン・ハスキー
- トイプードル
- 狆(ちん)
- ビーグル、など
に白内障の発生が多いとされています。
4.犬の白内障を見つけるには 発見と診断
ワンちゃんの白内障を見つけるには、先ずワンちゃんの目を見ます。目が白く見えないか観察します。
また、瞳孔が常に開いていないか見ます。白内障になると、光を感知しにくくなるため、通常は明るいところで小さくなる瞳孔が開いたままになりがちです。
ワンちゃんの行動では、物にぶつかたり、つまずくようになったら要注意です。他にはわざわざ壁づたいに歩いたりします。
初期にはこういった変化が夜暗いところでだけで起きます。
また、見えない不安から攻撃的になったり、夜鳴いたりします。
白内障の診断は、検眼鏡やスリットランプを使って、目を観察して行われます。
また、暗い部屋と明るい部屋それぞれで障害物を置いたところを歩かせたりして、見え方に違いがないか確認することもあります。
5.犬の白内障の治療はどうするの
ワンちゃんの白内障の治療は、いままでは手術しかありませんでした。
しかし手術は、片方の目で、30万円から50万円と高額です。そのうえ、成功率も高いとは言えず、治るかどうかもわかりません。第一手術してくれる獣医さんを見つけるのに苦労する場合が多いです。
それが近年、初発の段階であれば、Can-C(キャンC)のようなNアセテルカルノシン(NAC)を含む目薬を点眼することが有効で、白内障の進行を抑えることが可能だとわかってきました。
Can-C(キャンC)はどんな目薬? ↓ ↓
Can-C(キャンC)を使った感想は↓ ↓
6.犬の白内障を予防するには
ワンちゃんの白内障は、大部分は加齢が原因ですので、有効な予防手段はありません。
早期発見・早期治療が重要になります。
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